素材から引く

なつめなつめ

定義

「なつめ(棗)」とは、乾燥果実として薬膳で親しまれてきた赤い実のこと。生薬名は大棗(たいそう)。気血を補う食材の代表として、おやつやお茶の形で暮らしに取り入れられてきました。

やさしい解説

「1日3粒のなつめで老いない」——中国には、そんなことわざが伝わるほど暮らしに根づいた実です。

味は、干し柿をやさしくしたような素朴な甘さ。疲れたときの甘いものを、なつめに置き換えてみる。それが、いちばん簡単な入口です。

東洋医学では、こう考える

生薬としての大棗は、脾胃(消化の働き)を助け、気血を補うものと分類されてきました。数多くの漢方処方に配されてきた、名脇役の生薬でもあります。

薬膳では、を消耗しやすい人、眠りの浅い人のお茶うけとして親しまれてきました。お茶に落として柔らかくしても、そのままかじっても。

今日からできる、ひとつ。

午後のお茶うけに、なつめをひと粒。

甘いものが欲しい時間の、静かな置き換えです。

よくある質問

なつめは、どこで買えますか?

製菓材料店・中華食材店・通販などで乾燥なつめが手に入ります。産地や添加物の表示を確認して選んでください。

デーツと同じものですか?

別の植物です。デーツはヤシ科、なつめはクロウメモドキ科。見た目は似ていますが、薬膳で使われてきたのはなつめ(大棗)です。

出典・参考文献

  • 『神農本草経』(生薬の古典)
  • 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社

本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月14日

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