悩みから引く
不眠
定義
「不眠」とは、寝つけない、眠りが浅い、途中で目が覚めるなど、眠りに関する悩みの総称。東洋医学では、心(しん)のたかぶりや、気血の不足と関わりが深いと考えられてきました。
一
やさしい解説
布団に入った瞬間から、今日の反省会が始まってしまう。眠らなきゃと思うほど、目が冴える。眠りの悩みは、まじめな人ほど抱えやすいといわれます。
目安にしたいのは、睡眠時間の長さよりも「朝起きたときの感覚」です。眠りは、夜だけの問題ではありません。朝の光、日中の動き、夕方以降の食事と灯り——一日の過ごし方の結果として、夜の眠りがあります。
二
東洋医学では、こう考える
三
今日からできる、ひとつ。
眠る1時間前に、部屋の灯りを半分に。
スマホの充電場所は、寝室の外に。灯りを落とすことが「陰の時間」への合図になります。問
よくある質問
眠れないとき、布団の中で粘るべきですか?
眠れないまま布団で焦る時間が長いと、「布団=眠れない場所」と結びつきやすいといわれます。一度布団を出て、灯りを落として静かに過ごし、眠気が来てから戻る方法が知られています。
昼寝はしてもいいですか?
短い昼寝は気を養うとされますが、長い昼寝や夕方の居眠りは夜の眠りを浅くしがちです。目安は午後の早い時間に20分ほどです。
出典・参考文献
- 『黄帝内経 素問』(東洋医学の古典)
- 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月14日