養生法から引く
呼吸
定義
「呼吸をととのえる」とは、いちばん道具のいらない養生のこと。特に「長く吐く」ことは、たかぶった心身をしずめる方法として、東洋の養生法で古くから使われてきました。
一
やさしい解説
緊張すると、呼吸は浅く速くなります。逆に、ゆっくり吐くと、からだは「いまは安全だ」と受け取る。呼吸は、自分で触れる唯一の自律のスイッチともいわれます。
道具も時間もいらず、会議の直前でも、布団の中でもできる。吐く息を、吸う息より長く——覚えることは、これだけです。
二
東洋医学では、こう考える
三
今日からできる、ひとつ。
眠る前に、4秒吸って、8秒吐く。を5回。
数えることに気を取られるくらいで、ちょうどいいのです。問
よくある質問
腹式呼吸ができているか、分かりません。
仰向けに寝て、おなかに手を置いて呼吸すると、自然に腹式になります。上手にやろうとするより、「長く吐く」ことだけ意識してください。
呼吸法で不調は治りますか?
治療ではなく、ととのえる習慣です。息苦しさ・動悸などの症状があるときは、医療機関で確認してください。
出典・参考文献
- 『黄帝内経 素問』(東洋医学の古典)
- 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社
- 貝原益軒『養生訓』(江戸時代の養生書)
本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月14日