悩みから引く
肩こり
定義
「肩こり」とは、首から肩にかけての筋肉がこわばり、重さや痛みを感じる状態のこと。東洋医学では、気血のめぐりが滞り、筋肉が十分に養われていないサインと考えられてきました。
一
やさしい解説
スマホ、パソコン、荷物、抱っこ。現代の肩こりの多くは、「同じ姿勢の続けすぎ」から生まれます。
もんでもすぐ戻るのは、原因が肩の外にあるから。肩は結果で、原因は姿勢と目の使い方にあることが多い——それが養生の見方です。だから手当ても、肩だけでなく一日の過ごし方に向けます。
二
東洋医学では、こう考える
東洋医学には「不通則痛(ふつうそくつう)」——通じざれば、すなわち痛む——ということばがあります。気血の通りが滞ると、こわばりや痛みになるという考え方です。
肩には肩井(けんせい)というツボが古くから知られてきました(経絡とツボ)。また、目の使いすぎは血を消耗し、首や肩に表れるとも。温める・動かす・目を休める——手当ては三方向です。
三
今日からできる、ひとつ。
1時間にいちど、肩を耳まですくめて、ストンと落とす。
5回だけ。動かすことが、いちばんの通り道づくりです。問
よくある質問
温めるのと冷やすの、どちらがいいですか?
慢性のこわばりは温める、急な痛みや熱をもつ痛みは冷やす、が昔からの目安です。強い痛み・腕のしびれを伴うときは、整形外科で確認してください。
マッサージは効きますか?
一時的にめぐりを助けます。ただし原因(姿勢・目の使いすぎ・冷え)が残ったままだと戻ります。日中の姿勢の工夫とセットにするのが養生の考え方です。
出典・参考文献
- 『黄帝内経 素問』(東洋医学の古典)
- 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社
- 日本東洋医学会 一般向け情報(www.jsom.or.jp)
本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月14日