ことばから引く
陰陽
定義
「陰陽(いんよう)」とは、昼と夜、動と静のように、世界を対になる二つの働きでとらえる東洋の考え方。どちらが良い悪いではなく、二つのバランスとリズムを見るための道具です。
一
やさしい解説
難しい哲学に聞こえますが、暮らしに引きつければ「昼はしっかり動き、夜はしっかり休む」という、当たり前の話から始まります。
現代の暮らしは夜も明るく、「陽」の時間が延びっぱなしになりがちです。陰陽は、そのリズムのズレに気づくためのものさし。ズレの分だけ、からだは少しずつ無理をしています。
二
東洋医学では、こう考える
三
今日からできる、ひとつ。
日が沈んだら、部屋の灯りをひとつ減らす。
陰の時間の合図を、家の中につくります。問
よくある質問
陰陽は科学的に証明されているのですか?
物質の実在というより「観察の枠組み」です。昼夜のリズム(概日リズム)のように現代の知見と響き合う部分もありますが、同一のものではありません。道具として使い分けるのが実用的です。
自分は陰と陽、どちらのタイプですか?
人を二分するものではなく、時間帯・季節・状態で常に入れ替わるものと考えるのが基本です。「いまの自分はどちらに傾いているか」を見るために使います。
出典・参考文献
- 『黄帝内経 素問』(東洋医学の古典)
- 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社
本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月14日