素材から引く

黒豆くろまめ

定義

「黒豆(くろまめ)」とは、黒大豆のこと。おせちの甘煮でおなじみのこの豆は、薬膳では「腎」を養う黒い食材の代表として、冬の養生に取り入れられてきました。

やさしい解説

黒豆を食べるのがお正月だけ、というのは少しもったいない話です。

薬膳には「黒いものは腎を養う」という覚え方があります。黒豆、黒ごま、ひじき、きくらげ。冬の買い物かごに、黒をひとつ増やす——それだけで、薬膳の入口に立っています。

東洋医学では、こう考える

東洋医学の「腎」は、成長・生殖・老化を支える根本の力の名前です(五臓)。冬は腎の季節とされ、黒い食材と温かい調理が勧められてきました。

手軽なのは黒豆茶。フライパンで炒った黒豆に湯を注ぐだけで、香ばしいノンカフェインの一杯になります。飲み終えたあとの豆も、そのまま食べられます。

今日からできる、ひとつ。

炒り黒豆に湯を注いで、黒豆茶を一杯。

フライパンで5分炒って、湯を注いで3分。冬の定番になります。

よくある質問

黒豆は、何にいいのですか?

薬膳では腎を養う食材と位置づけられてきました。効能の断定はできませんが、たんぱく質やポリフェノールを含む日常の食材として、取り入れやすいものです。

甘煮でもいいですか?

構いませんが、砂糖が多くなりがちです。日常使いには、黒豆茶や蒸し黒豆が続けやすい形です。

出典・参考文献

  • 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社
  • 貝原益軒『養生訓』(江戸時代の養生書)
  • 文部科学省「日本食品標準成分表」

本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月14日

冬の台所に、黒をひとつ。

30の質問で、いまのあなたの体質を9タイプから。姉妹サイト「からだの証」へ。