悩みから引く

むくみむくみ

定義

「むくみ」とは、夕方に靴がきつくなる、指輪が抜けにくいなど、からだに余分な水分が滞っている状態のこと。東洋医学では「水(すい)」のめぐりの滞り——水滞——として説明されてきました。

やさしい解説

立ち仕事でも、座り仕事でも、夕方の足はパンパン。朝の顔のむくみに、ため息が出る日もあります。

「水を控えれば治る」は、誤解されやすいところです。問題は量ではなく、めぐり。動かない時間の長さ、冷え、塩分の摂りすぎが、水を滞らせます。

東洋医学では、こう考える

東洋医学では、体内の水分代謝をまとめて「水(すい)」と呼び、その滞りを「水滞(すいたい)」と呼んできました(気血水)。

水は自分の力では動けず、気に押されてめぐるとされます。だから、歩くこと・ふくらはぎを動かすことが、そのまま水の手当てになります。ハトムギのような食材が、水のめぐりの文脈で親しまれてきたのもこの考え方からです。

今日からできる、ひとつ。

湯船の中で、足首をゆっくり10回まわす。

温めながら、動かす。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれます。

よくある質問

水を飲むとむくみますか?

通常はむしろ逆で、極端に水分を控えるとかえって滞りやすいとされます。冷たい一気飲みを避けて、常温をこまめに、が目安です。

朝、顔がむくむのはなぜですか?

横になっている間は重力の影響が減り、水分が顔に分散しやすいためと考えられています。急なむくみ・片側だけのむくみ・押して戻らないむくみは、医療機関で確認してください。

出典・参考文献

  • 『黄帝内経 素問』(東洋医学の古典)
  • 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社
  • 日本東洋医学会 一般向け情報(www.jsom.or.jp)

本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月14日

自分の水のめぐりを、知ることから。

30の質問で、いまのあなたの体質を9タイプから。姉妹サイト「からだの証」へ。