悩みから引く

目の疲れめのつかれ

定義

「目の疲れ」とは、目の奥の重さ・かすみ・しょぼつきなど、目を使いすぎたときの不調の総称。東洋医学では「久視傷血(きゅうししょうけつ)」——長く視ることは血を消耗する——とされ、「肝」や「血」との関わりで説明されてきました。

やさしい解説

仕事でパソコン、移動でスマホ、夜はドラマ。現代の暮らしは、人類史上もっとも目を使う暮らしだと言われます。目の疲れが「あって当たり前」になってしまうのも無理はありません。

見過ごせないのは、目の疲れが目だけにとどまらないことです。目の奥の重さが、頭痛肩こり、夕方のぐったり感と一緒に来る——その連なりに、心当たりのある人は多いはずです。

東洋医学では、こう考える

東洋医学の古典には「五労所傷」という一節があり、そのひとつが「久視傷血」——長く視ることはを傷める、です。また「肝は目に開竅(かいきょう)する」——目は五臓の「肝」の窓——ともされ、目の酷使は肝と血の消耗として見られてきました(五臓)。

手当ての方向は、休ませることと、温めてめぐらせること。蒸しタオルで目もとを温める、1時間にいちど遠くを見る、眠る前の画面をやめる。血を補う文脈では、なつめなどの食材が薬膳で親しまれてきました。

今日からできる、ひとつ。

仕事の合間に、蒸しタオルを目もとに1分。

濡らして絞ったタオルをレンジで温めるだけ。めぐりが、目を養います(熱すぎには注意)。

よくある質問

目薬をさしていれば、大丈夫ですか?

目薬は乾きや疲れの一時的な助けになりますが、使いすぎという原因はそのままです。画面を見る時間の区切り方・目を温めて休ませる習慣と、セットにするのが養生の考え方です。

どんな目の症状なら、受診すべきですか?

視界が欠ける・ゆがむ・急にかすむ・光がまぶしくて痛いなどの変化は、目の病気のサインのことがあります。早めに眼科で確認してください。目の疲れが続く場合も、度の合わない眼鏡が原因のことがあります。

出典・参考文献

  • 『黄帝内経 素問』(東洋医学の古典)
  • 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社

本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月16日

目の休ませ方を、知ることから。

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