悩みから引く
イライラ
定義
「イライラ」とは、ささいなことで気持ちが波立ち、抑えがきかなくなる状態のこと。東洋医学では、気のめぐりが滞る「気滞(きたい)」のサインとされ、のびやかさを失った「肝」の状態として説明されてきました。
一
やさしい解説
子どもに、家族に、強く当たってしまってから、自己嫌悪する。イライラのいちばんつらいところは、あとから自分を責めてしまうことかもしれません。
けれど、イライラには、からだ側の事情があることが多いのです。睡眠不足のとき。空腹のとき。生理前。予定が詰まりすぎているとき。性格の欠点ではなく、状態のサインとして見る——それだけで、責める代わりに手当てができるようになります。
二
東洋医学では、こう考える
三
今日からできる、ひとつ。
イラッとしたら、その場でわざと、長いため息をひとつ。
吐く息と一緒に、肩を落とす。気の滞りを逃がす、いちばん短い手当てです。問
よくある質問
イライラが止まらないのは、病気でしょうか?
睡眠不足やストレスのほか、生理前(PMS)や更年期のホルモン変動が関わることもあります。攻撃性や落ち込みが強く、生活や関係に支障が出ているときは、婦人科や心療内科で相談できます。我慢比べにしないでください。
イライラして家族に当たってしまいます。どうすれば?
意志の力で抑え込むより、仕組みで逃がす方法が現実的です。その場を数十秒離れる、長く息を吐く、窓を開ける。そして、睡眠と空腹という土台を先にととのえる——遠回りに見えて、いちばん効く順番です。
出典・参考文献
- 『黄帝内経 素問』(東洋医学の古典)
- 東洋療法学校協会 編『東洋医学概論』医道の日本社
本項は一般的な養生の知識をまとめたものであり、診断・治療に代わるものではありません。つらい症状が続くときは、医療機関にご相談ください。
最終更新:2026年7月16日